2014年02月15日

■ひとつの事件/ふたつの判断ー裁判員裁判の特徴


「同じ事件に異なる判断/通貨偽造、裁判員裁判/京都府」
2013/12/21 朝日新聞 朝刊 29ページ 559文字 書誌情報
 こんな事件である。
***引用***
 親子で共謀してカラーコピーした5千円札を使ったとして、通貨偽造・同行使罪などに問われた息子(27)の裁判員裁判の判決が20日、京都地裁であり、先月に同一事件で罪に問われた父親(51)の判決時とは、「共謀」の認定について異なる判断が示された。
 後藤真知子裁判長は今回の息子の判決で、父親との共謀を認め、懲役8年6カ月(求刑懲役10年)を言い渡した。だが後藤裁判長は先月29日、共謀したとされた父親には、同罪について無罪を言い渡していた。
 今回の判決では、息子は2011年9月、父親と共謀して5千円札を約30枚カラーコピーし、うち2枚を使ったと認定。息子は「父親に偽札作りを持ちかけられた」、父親は「息子単独の犯行」とそれぞれ主張していた。後藤裁判長は父親の判決では息子の供述について「著しく具体性を欠き、信用できない」と判断し、共謀を否定。今回は共謀について争われず、起訴状の通り認定した。
 今回の裁判員を務めた40代の公務員女性は「裁判所から別事件として考えるよう言われた。私は双方の主張に基づいた妥当な判決だと思っている」と話した。
******
 これでいい。官僚統制の時代は終わった。各事件を裁く各裁判員が自由に良識に従い,証拠をみればよい。
 こんなコメントを出した。

■甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)は「別々の市民が裁いた結果で、ケースごとに判断が分かれることは十分ありうる。裁判員制度導入後の新しい正義のあり方だ」と話した。
posted by justice_justice at 00:55 | TrackBack(0) | ■裁判員裁判ー一般 | 更新情報をチェックする

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