2014年02月06日

■取調べ室からの被疑者逃走ー仙台の事件に学ぶ

■「ドイツ人容疑者逃走事件/宮城県警処分「甘い」/県民批判、遠い信頼回復/仙台」2013/12/26 河北新報朝刊 445文字 書誌情報
 警察の管理態勢に疑問を投げかける事件が仙台であった。勾留され取調べ中のドイツ人が取調べ室から逃走したという。内部の処分が行われたが,これについて,次のような記事が掲載された。
***引用***
 仙台中央署から取り調べ中のドイツ人容疑者が逃走した事件で、県警が25日、仙台中央署長ら8人を処分したことを受け、県民からは「処分結果が甘い」などと批判する声が上がった。
 仙台市宮城野区の無職井出隼人さん(68)は「厳しい処分でなければ信頼は取り戻せない。身内をかばう体質があるのではないかと疑ってしまう」と指摘した。泉区の主婦松田登美子さん(70)は「県民を危険にさらしたことを自覚してほしい」と訴えた。
 容疑者は逃走中、七ケ浜町に潜んでいたとされる。同町の主婦伊藤路子さん(48)は「逮捕まで時間がかかり、町民が心情的にどれほど怖かったか分かっていない」と憤った。
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■ 今から思うと少し厳しいコメントを掲載した。次のようなものだ。
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 甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)は「逃亡を許した上、(県内の別の)署長が休暇でゴルフをするなど組織内に危機管理意識が欠落している」と指摘。「厳正な処分だけでなく、適正な手続きで真相解明に当たる警察の本分に立ち返る教育研修が不可欠だ」と述べた。
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 今は,署長が総動員で警戒にあたる必要もないかと思っている。24時間,いつでも出動しなければならない警察であるだけに,なにかあるごとに総動員態勢で,ことに臨む必要もない。上記のゴルフをしていた署長とその部下についても,休暇を休暇として過ごす余裕はあったほうがいいかと思う。
 ただ,被疑者逃走を許したことはやはり批判されるべきだ。
 自由な雰囲気での取調べと,身体拘束自体の管理・戒護の厳重さは別だろう。
 反省を促したい。

posted by justice_justice at 05:55 | TrackBack(0) | ■事件ー捜査から起訴まで | 更新情報をチェックする

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