2014年01月18日

■警察と市民ー「お上」意識のぬけない警察について

■「警官、女性に不適切聴取 大阪府警が謝罪」
産経新聞2013/06/14(朝刊)がこんな現場のひとこまを紹介した。
***引用***
■虐待疑いの女児連れ交番へ→母親の前で個人情報尋ねる
 児童虐待が疑われる子供を一時的に保護し、警察に通報した女性(28)とその子の母親を、大阪府警東淀川署が交番内で同席させたうえ、その場で女性の住所や連絡先などを聴き取っていたことが分かった。女性は産経新聞の取材に「相手の母親に個人情報を知られ、非常に心配。なぜ別々に調べてくれなかったのか」と警察の対応に強い不信感を抱いている。同署は「署員の判断で同席させたが、配慮を欠いていた」として女性に謝罪した。
 女性が子供を保護したのは、4月18日午後4時半ごろ。大阪市東淀川区内の公園で自分の子供を遊ばせていた際、見知らぬ女児(3)が「おなかすいた」「のど渇いた」と大声で泣いているのに気づいた。
 季節外れの汚れたセーターを着て、腕やすねにはあざもあり、汗のにおいも鼻をついた。保護者は見当たらず、女性は虐待や育児放棄を疑い、児童虐待ホットラインに通報。応対した市こども相談センター(児童相談所)の担当者から「職員派遣に時間がかかるので、いったん近くにある東淀川署の交番に向かってほしい」と指示された。
 女性は女児を連れて交番に行ったが、警察官は不在。本署に通報して警察官の戻りを待っていたところ、女児を捜していた母親がたまたま通りかかり、「そこで何してんの?」と交番に入ってきたという。
 その直後に署員2人が交番に到着。母親がその場にいることを知りながら、女児を保護した経緯を女性から聴き取り、住所、氏名、職業、連絡先を尋ねた。女性は母親の存在を気にして即答をためらい、うつむいて黙り込んだが、署員から「早く答えて」と促され、答えさせられたという。
 同署によると、署員らは女性を帰宅させてから、遅れてやってきた児相職員とともに女児の身体を確認。目立った外傷はないとして、身体的虐待の可能性は低いと判断する一方、「育児放棄の疑いは否定できない」と児相に書類通告し、以後の対応を引き継いだ。
 同署は一連の経緯について、同日午後4時過ぎに母親から「自宅で寝ていたら子供がいなくなった」と署に届け出があり、署員らと付近を捜索していたと説明。そこに女性からの通報が舞い込んだため「母親から女性に保護のお礼を言ってもらおうと考え、同席させた」としている。
 署員らは虐待の疑いがあるという通報内容も認識していたが、「女児は母親になついており、可能性は低いとみていた」とし、「結果的に通報者の不安をあおる形になり、非常に申し訳ない」と釈明した。
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 記事では,「女性は取材に『警察官に高圧的な態度で個人情報を聴かれ、答えるしかなかった。私が悪いことをした気分になった』と不快感をにじませた」。さらに「女児を交番に連れて行った日の夜、知らない小学生くらいの子供が突然自宅に来て『女の子をどうしたんですか。誘拐ですよ』とまくし立てられたといい、『個人情報が漏れているかもしれず、本当に不安だ』と話した」という。全く警察の落ち度としかいいようのない事件だ。
 そこで,こんなコメントを出した。

■甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)も通報者のプライバシーを守ることが捜査の大前提としたうえで、「児童虐待やストーカーに対しては被害を最小限にとどめる『予防警察』が求められる時代。警察組織はリスク管理のモデルであるべきなのに、意識が低すぎる」と話した。
posted by justice_justice at 08:26 | TrackBack(0) | ■裁判員裁判ー一般 | 更新情報をチェックする

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