2013年12月20日

ツイメルマンのコンサートー兵庫県芸術文化センターにて

12月19日夜。兵庫県芸術文化センターにて,ツイメルマンのピアノリサイタル。彼は,世界でも著名なピアニストだ。編者のコンサート参加は2度目。今回は,ベートーベンのピアノソナタ30番,31番,32番。
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 鍵盤の最後の一たたきの余韻が広いホールにしみじみと伝わって消えていくのは素晴らしかった。休憩を挟む2時間ほどのコンサートがあっという間に終わった感があったのは,演奏のすごみなのだろう。
 もっとも,すこし疑問が残った。
 第1。開演前の代読による観客へのメッセージ。今回のツイメルマンのコンサートは11月予定のものが延期されたものだ。だから,なにはともあれ,延期になったことへの謝罪かなと思った。しかし,そんなことにはひと言も触れられなかった。鼻白む思いになる。
 第2。さらに,その観客へのメッセージの結論は,要するに,会場で録音したものをY−TUBEに無断でアップする不届き行為をするな!という強い警告だ。確かにそうなのだが,開演直前に出演者が直接観客に代読までさせて聞かせるべきメッセージとは思えない。しかも,観客配布の演奏会案内のパンフの結びにも,「どうかクリスチャン・ツイメルマンという人間とアーティスト個人の権利を尊重し,音楽や映像を記録する装置の使用はご遠慮いただくようお願いしたい」で結ばれている。くどい。なにがあったのか知らないが,逆に大勢のしんしな観客には失礼極まりない。
 第3。彼は,予定の曲目を終えて,カーテンコールに2度答えて手を大きく振ってあいさつした。だが, アンコールのコールには答えることなく,再度ピアノの前に座らずにコンサートを終えた。「かれは,そうだ」,というのがこの世界の常識なのかもしれないが,一庶民たる観客に留まる編者には「傲慢不遜」にしか見えない。
 今後,敢えて彼のコンサートを選ぶことはない。
posted by justice_justice at 05:17 | TrackBack(0) | ●教養ー美術・音楽・博物 | 更新情報をチェックする

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