2013年01月06日

■2012年後半映画鑑賞記(2)ーロシア映画2作/判定C

□1:『3デイズイントレンチ』movie_threedays in trench.jpg
○監督:アレクサンドル・ダルガ
○出演:アレクセイ・ヴォロビョフ、クセニア・スルコヴァ、ヴラディミール・ゴスチョクヒン
 「激戦地帯で戦う男たちの決死の姿と友情を描いた戦争アクション」だというが、「で18歳にして小隊の指揮官に任命されたソ連軍中尉・。のだが、、、大変間延びしたドラマ。
 「3デイズ」=3日間。
 第二次大戦中、独ソ戦線最前線。士官不足に悩むソビエト軍では、18才のクラヴツソフ中尉が任官初日から最前線に配置される。そこでは、士官は3日で死ぬといわれているところ。
 戦闘経験豊富な兵士たちは未熟な指揮官に反発するが、極限の状況下で次第に結束を強めて、前線近くの風車小屋にあるドイツ軍観測所を3日目にして奪還し、無事生き延びる話。伏線に、戦場になったその地に住む老人とその孫娘。老人が小隊を風車小屋へ案内する。孫娘と主人公の小隊長中尉との間にほのかな恋が芽生える。奪還直後の風車小屋へ彼女がおじいさんを探しにいったりする、ありきたりの『ロシア風戦場メロドラマ』が伏線にしかれた戦争もの。
 しかし、今は、ファシズムとの戦い、東西対立の緊張といった思想的背景が出てこない。それだけに、緊張感の全くない、たいへんつまらない戦争物になってしまっている。
 ロシア映画には不思議がある。
 ソ連時代、つまり思想闘争と統制の厳しい時代から、『戦場メロドラマ⇒一件落着』パターンが是認されていることだ。
 「戦場のど真ん中での、恋愛」。この一体化という心情にロシア国民はことのほか落ち着きを感じるのだと思う。
 ハリウッドの『マスコミ暴露』パターンと同じ様なものと分類しつつ、興味深くは思っている。

□2:『戦火のナーシャ』
movie_戦火のナーシャ.jpg
○監督:ニキータ・ミハルコフ
○出演:ニキータ・ミハルコフ/ ナージャ・ミハルコフ/オレグ・メンシコフ/ビクトリア・トルストガノワ/セルゲイ・マコベツキー
 「ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフの代表作で、カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー外国語映画賞をダブル受賞した『太陽に灼かれて』(1994)の続編。1934年5月、KGB幹部のドミートリ大佐は、モスクワのスターリン私邸に呼び出され、銃殺刑にされたはずの元英雄アレクセイを捜索するよう命じられる。ドミートリは複雑な思いにかられながらも、アレクセイの消息をたどる。第2次大戦下のソ連を舞台に、男女3人の数奇な愛憎を描く戦争ドラマ」なのだそうだ。要するに、元英雄の娘が、父は活きていると信じて、自ら戦場に出向く話。
 戦火のナーシャも同じ。父を捜して戦場を巡るある少女の話を描いたもの。ひきしまった緊張感のない映画。
 ともにC級。
posted by justice_justice at 05:13 | TrackBack(0) | ●教養ー映画 | 更新情報をチェックする

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