2012年02月16日

『ふたつ』の世界(1)ー「東京と名古屋」という二つ

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 東京、丸ノ内。「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末」。これをみたのが1月27日金曜日。勤務先の公用で東京、田町にある大手のメーカー本社を訪問後、同じく勤務先の東京事務所で打ち合わせ、マスコミ取材など所用を済ませて、三菱一号館美術館へ。
 道はよく知っている。何度も通っている美術館でもある。そこで、今回は、19世紀末の幻想的な絵を描く画家、ルドンの作品を見た。
 目のある蜘蛛などで「目」に特徴のある絵画。幻想的、といっても、ギュスターヴ・モローに比べると、どこか中途半端。今回の展示の中心、『グラン・ブーケ』も、哀しさと寂しさが際立つ。花の華やかさがない。19世紀末の人の悲哀を作品に込めたものか。
 名古屋、金山駅前。名古屋ボストン美術館。『恋する静物−静物画の世界』。ポール・セザンヌの作品、『卓上の果物と水差し』を含めて、16世紀から現代までの「静物画」を並べる穏やかな展示会。それこそ、セザンヌの作品が代表するように、市場、家具、早、道具、果物、書斎などなど動かぬ物に静かにながめる視線の深みを描くよき作品群が並ぶ。前日のルドンの暗さをひそめた作品とは全く異なる明るさ。
 『ふたつ』の展示作品の比較、面白かった。
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posted by justice_justice at 16:13 | TrackBack(0) | ●教養ー美術・音楽・博物 | 更新情報をチェックする

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