今、進行中の証拠かいざん事件関連の取調べは、被疑者に対するものも、関係者に対するものも、全過程の録音録画を行うべきだ。
事件捜査当時の特捜部長であった、大坪現京都地検次席は「わざとではない。公判に影響もなかったし問題はない」と、故意ではないとの見方を示した。「部下が行ったことに対する監督責任はある」と述べながらも、「組織ぐるみの隠蔽との見方を否定した」、、、、こんな記事が今日のネットニュースや、新聞紙を賑わす。
情けないことだ、と思う。
会社ぐるみ犯罪のたびに、会社幹部が述べているとの同次元の発想方法でしか事態を捉えない。
モラリティーの弛緩、拡散、そして崩壊。
内輪からしか、ものごとをみれない「鎖国日本」独特のモラル崩壊の常道。
「正義」の殿堂も地に落ちたと言わざるを得ない。
その検察の不祥事を、検察が、捜査している。
今のところ、法務省も、政府も、なんら発言も行動もしないが、これも、コンプライアンス意識欠如の最たるものだ。
事案の徹底解明が、こんな体制でできる訳がない。
捜査プロセスの可視化、少なくとも、事後的に点検できる捜査を遂げていることの説明と、これを捜査と同時進行で監督点検提言する「第三者委員会」がない限り、「トカゲのしっぽ切り」でしかない、と国民は受けとめる。
そもそも、逮捕勾留中の前田検事がさっそく故意の否認から事実を認める供述に変遷したというが、取調べ過程の全面録音録画は行っているのかどうか。
日弁連その他の関連組織は、今こそ可視化をせよという声をなぜ上げないのか。
民主党の取調べ可視化議員団は、なぜ、強行に、今こそ全過程の録音録画を強く迫らないのか。
関連する重要参考人ー元特捜部長などなどの取調べも同じだ。
ストーリーにあわせて「供述」をさせて、調書をまくのが、得意な検察捜査。
今度もそうなる危険があるではないか。
、、、と原理主義研究者は考えている。
「一匹子犬」の遠吠え止まりだが、、、o(^-^o)♪
2010年09月24日
■特捜検事証拠かいざん事件ー今こそ取調べを可視化せよ。
posted by justice_justice at 07:47| ■「特捜崩壊」
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