2010年08月19日

■布川事件と再審公判

■2010年7月10日の東奥日報(朝刊)「布川事件/再審公判始まる/本記29面/DNA採否 攻防の焦点/検察の立証姿勢に疑問も」、同四国新聞(朝刊)「DNA採否が焦点/検察の立証姿勢に疑問も/布川事件再審公判」などは、共同通信であったか、時事通信であったかの配信によるものと思う。
 再審開始となった布川事件の公判の様子を紹介するものであるが、検察側はあくまでも有罪立証を追及するという。その中で、「検察側は有罪立証の“切り札”として遺留物のDNA鑑定を請求。しかし試料の劣化など問題点を指摘する声は強く、専門家からは検察側の姿勢に疑問も出ている」という。 記事は、次のように問題点を整理している。

▼常温で長期間保管
 今後の攻防で焦点となるDNA鑑定。検察側は現場に残された衣類など4点の実施を求めている。弁護側は「取り調べ中に2人や捜査員の唾液(だえき)などが混入した可能性もある」と反論。常温で長期間保管された状況や、検察が今年2〜3月に裁判所から借り出した事実を挙げ反対している。

 この手続状態について、次のコメントを採用してもらった。 

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 渡辺修甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)も「虚偽自白が生まれた過程をきちんと分析するのが再審公判の大きな役割」とした上で「試料の適正保管が客観的に明らかでない限り、DNA鑑定は信用できない。採否に際して、裁判所はそのことをはっきりと示すべきだ」と話している。
posted by justice_justice at 00:53| ■裁判ー起訴された事件 | 更新情報をチェックする
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