2010年08月17日

■世界の映画を観るー香港映画ー『ウォーロード/男たちの誓い』

*本日のブログ関連写真
http://justice.netspace110.jp/blog/blog_100815_movie.html

 『ウォーロード/男たちの誓い』、THE WARLORDS / 投名状。
 俳優に、ジェット・リー、アンディ・ラウ、そして日本の金城武が並ぶ名映画。
 ざっとしたストーリーは、19世紀末清王朝時代のこと。太平天国の乱を鎮圧しようとする清の将軍・パン(ジェット・リー)と、これを助けることとなる2人の盗賊・アルフ(アンディ・ラウ)とウーヤン(金城武)。3人は、義兄弟の契り、「投名状」を結んで固く結ばれる。以後、パンは太平天国軍を次々と倒す。そして、西太后の覚えもめでたく、その功労を讃えられて江蘇の総督に選ばれる。だが、清朝の官僚としての出世を期待するパンと、村の仲間を思い戦地から離れようとするアルフの間にいつのまにか隔たりが生じる。そして、もっと悪いことに、実は、3人が出会う以前に、パンとアルフとが将来決裂する種がまかれている。太平天国軍との戦いで、パンは指揮する軍勢を壊滅させられる。失意のまま放浪するとき、ある女性に救われ、一夜を共にする。翌日、盗賊の施しを受ける人々の群れを遠く見守っているときに、ウーヤンに挑まれる。ウーヤンを組み伏せるパン。それが3人の出会いであったが、パンが一夜をともにした女性は、彼らとともにその根城にする村に戻ると、アルフの妻であることが分かった。3人は、村を守るため、盗賊団をそのまま清国軍に組み入れることにする。そのとき、パンを長兄とする義兄弟の契りを結ぶ。『投名状』を交わす。その後は太平天国軍を破る功績を立てて、パンは総督の地位に任じられる。
 だが、パンは、邪魔になったアルフを裏切って罠にはめて暗殺する。ウーヤンは、アルフの妻を不倫の科で責めて刺す。そして、アルフに対する不倫と暗殺を咎めて、総督就任の日にパンも襲撃して斃す。義兄弟を裏切る者は、義兄弟と言えども死をもって報いる、という投名状の誓いに従って。
 ところが、ウーヤンの刃がパンを貫こうとしたその瞬間に、祝福の空砲が鳴る。そして、パンの背中には、その砲声にかき消されるようにして、狙撃手の銃弾が次々と打ち込まれる。西太后が、自ら選んだ官吏を自ら抹殺したものか、パンの軍隊が壊滅するのを放置した『塊軍』を支配する他の大臣の差し金か、、、謎は未解明のまま、ウーヤンが犯人として処刑される。3人それぞれが非業の死を遂げて終わる。
 戦争シーンのアクションなどは、おもしろい。だが、バックの人間関係、利害関係がいまいち不明確。3人の投名状の瓦解、3人の死の不条理さがうまく出てこない。「死」の事実だけがやけに目立つ。人の死が軽すぎる。また、金城武が好演技を演じているウーヤンだが、映画内の「主人公性」の比重もよくわからない。不得要領になる映画で分類は、『C』級だ。

posted by justice_justice at 00:09| ●教養ー映画 | 更新情報をチェックする
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