2010年08月15日

■世界の映画を観るー『提督の戦艦』ーロシアー

*本日のブログ関連写真
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 世界の映画を観るー『提督の戦艦』ーロシアー.。
 原題は、THE ADMIRAL。2009年、ロシア作成の映画。ハリウッド映画なみのアクションの躍動性はないが、社会性をストーリーに盛り込める歴史をもつロシアならでは、の奥行きがある。
 帝政ロシア時代の華麗さと、革命ロシアへの変動と矛盾、、、、社会主義体制が崩壊し、自由経済に移行しつつあるロシアであるから描ける歴史を総括する映画。
 帝国海軍の提督、コルチャークが、第1次大戦でロシア海軍を率いて活躍。その海戦シーンは迫力がある。黒海艦隊司令長官として任に付くが、ロシア革命発生。
 ケレンスキーの好意でアメリカ亡命の機会を得るが、赤軍に対抗して白軍を指揮して戦う。最後にイルクーツク攻防戦で敗れて捉えられ、赤軍に銃殺される。
 その間に、同僚であった友人の妻、アンナとの不倫の愛の軌跡が描かれる。夫が赤軍への協力を近い、シベリア艦隊武装解除のため派遣先に向かう途中、コルチャークが戦っているとの報に接する。アンナは、列車を降りて彼のいる陣営へ。看護婦として働きながら同じ陣営で戦うアンナ。
 イルクーツクに向かう列車の中での結婚の誓い、そして破局へ。コルチャークの逮捕についていくアンナ。35年幽閉される。
 最後に、映画は、ふたりが果たせなかった夢を空想する、老いたアンナを描いて終わる。 きらびやかな舞踏会でふたりでダンスをすること。
 帝政ロシア時代の華麗、華美なホールでの貴族、将校達の踊り、その輪の中にいる二人。半世紀以上も前に思いを馳せるアンナのひとみを映し出して、映画が終わる。
 じっくりと味わえる映画。
 ハリウッド版アメリカアクションムービーと異なる味の深さ。
 アンナ役の女優エリザヴェータ・ボヤルスカヤ。美貌と演技力抜群。よきかな、よきかな。
 この映画は、間違いなくB級である。

posted by justice_justice at 00:18| ●教養ー映画 | 更新情報をチェックする
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