2010年02月10日

■明石歩道橋事件と検察審査会ー「起訴議決」の意義(続)


100210_00s.jpg
 2010年2月5日の各紙に、明石歩道橋事故で、検察審査会が2度目の起訴相当判断をしたことを踏まえて、裁判所が兵庫県弁護士会に検察官役弁護士の推薦を依頼していたところ、この度、3名が正式に裁判所から選任された旨、報道されている。一人は、元裁判官の安原浩氏。リベラルな裁判官であり、すぐれた見識をお持ちである。期待したい。
 さて、少し古くなるが、起訴議決に関して、次のコメントを共同通信配信で掲載してもらっているので、収録しておく。
 なお、写真は、今年10年1月1日元旦、大蔵海岸で初日の出をみるとともに、事件現場を再訪したときのものである。
 今年こそ、この歩道橋で命をなくした方々の思いの一端が満たされることを祈念したものである。
 ただ、これから一定の捜査を行い、起訴状をまとめ、公判前整理手続を経て一審の公開裁判が始まるのには時間がかかるし、数々の法的な問題がある上、過失を認定する証拠調べが続く。上訴も考えれば、元副署長の刑事裁判が終局するのには、相当の年月を要すると思う。

■市民目線の判断/渡辺修甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)の話
ー東奥日報10年1月28日(朝刊)ー
■法改正の精神生かす
ー西日本新聞10年1月28日(朝刊)ー
 市民の責任で起訴を決める改正検察審査会法の精神を生かした判断だ。今回の事故では、警備のプロである警察が組織全体として注意を怠り多数の市民が犠牲になっただけに、検察庁が起訴しなかったのは納得できない。審査員となった市民は、ずさんな警備計画と事件当日の注意を怠った対応全体が、警察の責務違反であると理解して警察幹部の怠慢を認めた。過失を市民の目線で再構成したもので納得できる。

posted by justice_justice at 09:32| ■(ケース)明石歩道橋事件 | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。