2009年08月26日

■裁判員裁判と通訳人ー外国人の居る法廷


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 8月23日、大阪商工会議所で、「法廷通訳研修会」を開催した。
 裁判員裁判が始まると同時に、要通訳事件が次々と裁判員の前に出てくることは目に見えていた。
 しかし、最高裁は、通常事件での模擬裁判は何度か行ったが、要通訳事件について、公に問題関心を示して、通訳人の習熟のための場を提供するまでの準備はしてこなかった。
 だが、埼玉、東京、大阪などなど各地で外国語通訳を要する事件の日程が決まっている。
 やがては、要手話通訳事件も始まるだろう。
・・・
 従前から、司法通訳の質の向上に関心をもち、諸外国の研究なども行ってきたので、裁判員裁判導入を踏まえて、再度、全国で、法廷通訳研修を始めることにした。
 10年ほど前にも、同じ企画で全国巡業をしたこがある。
 今回もそれとほぼ同じメンバー。
 ただし、大阪弁護士会のI弁護士が参加。中心になって動いてくれている。
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 さて。
 何が問題か。
 「公判中心主義」「直接主義」「口頭弁論主義」
 「継続審理、即日評決」、、、こんな運用が実現すること、ここに通訳問題がある。
 つまり、「誤訳」がダイレクトに直ちに評議室の中に持ち込まれて、そのまま誤った判断を導く危険性が出てくる。
・・・
 ではどうするか。
 「通訳人の居る法廷」を法律家が常に認識すること。他方で、「質の高い通訳人」を確保すること。
 シンプルな原理に戻ることだ。
 そして、そのためには、通訳人サイドについて言えば、継続研修ー自己研鑽しかない。
 その場を提供していきたいと思う。
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 次回9月26日、27日には東京で開催する。

http://www.t-ikeda.com/houtei-tsuyaku.html
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