2009年05月08日

■オランダ紀行(2)ーアムステルダム


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 アムステルダムはきれいな街だが、「きれいさ」の内容を説明しなければならない。
 ここの町並みは数百年の時を経てなお維持されている。アムステルダムは、日本で言えば、東京の商業など経済機能を取り出した、その中心地だ。
 だが、「摩天楼」などはない。郊外にビジネスセンターはあるようだ。
 だが、街の中心には、運河沿いに4〜5階建てのレンが作りの建物が並ぶ。
 中には傾斜したものもあるが、こぎれいな外観のまま、ずらっと瀟洒な景観が続く。
 毒々しい看板もない。小売店の並ぶ道も景観が統一されている中にたたずんでいる。1ブロック離れるときれいな水の流れる運河が続く。ゴミが落ちていない。
 そんなオランダとアムステルダムを表す言葉を探している。
 「洗練、繊細、落ち着き」。
 こんな言葉か。人が生活をしていて、人の生活が尊重されている。
 人が組織や社会に飲み込まれて、働き蟻、働き蜂のような動きをしているとは思えない。
 家が、人と人の宿る場所になっている。マンションという蜂の巣に区画された中に人を抛り込んで衣食住の最小限度を与えられて満足している日本との違い。
 「ゆとり、おだやか、やさしさ」。
 こんな表現がふさわしい街ではないか。

 写真上は、5月5日に終戦記念日の集まりが開かれたダム広場であり、後ろの建物は宮殿に使われている。
 そして、写真下は、17世紀中頃に市のホールとして使われている様子を描いた絵を掲載したオランダの簡単な歴史書、そして、その同じ建物がある広場にナポレオンが入場した様子を描いた絵を掲載した別の書物の写真である。
 同じ建物をそのまま数百年維持している国。
 奥行きの深さを感じる。それはそのままオランダの国民性や文化政治経済教育にも反映しているのではないか、と思う。

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posted by justice_justice at 12:15| ▼世界旅行ーオランダ紀行 | 更新情報をチェックする
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