2009年04月14日

■ある無罪判決ー営利目的所持の共謀共同正犯不成立

■インターネットで配信されている、MSN産経ニュース(09年4月13日19時17分)によると、「暴力団組長に無罪判決/覚醒剤所持で共謀問われ」という裁判があった。
 以下、記事を引用して、こんな無罪判決があることを確認しておきたい。
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 平成19年に覚醒(かくせい)剤所持の現行犯で逮捕された組関係者らと共謀があったとして、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の罪に問われた暴力団組長、稲葉浩二被告(46)の判決公判が13日、大阪地裁であった。西田真基裁判長は「共謀を推認することはできない」として無罪(求刑懲役6年)を言い渡した。
 検察側は、稲葉被告が組として覚醒剤密売の利益を得た▽密売にかかわる組関係者に「職務質問にあわないように」「気をつけて頑張って」との言葉をかけた▽組関係者が職務質問されている現場に駆けつけ、警察官に理由を尋ねた−として共謀の成立を主張した。
 しかし、判決は17年当時、組ぐるみで密売が行われたと認定しながらも、「同年11月に逮捕者が出てからは中断し、その後は稲葉被告がかかわる密売が行われた証拠はない」と指摘。組関係者にかけた言葉については「組関係者が覚醒剤を使用することを憂慮した発言だった可能性も否定できず、気軽に激励を述べたとしても不自然でない。いずれも密売が前提とは断定できない」とし、当日現場に急行した事実に関しても「覚醒剤の所持を認識していたと推認させるには十分ではない」と結論づけた。
 判決などによると、組関係者の男は大阪市西成区の路上で19年12月、覚醒剤を運搬中に職務質問され覚醒剤約9グラムが見つかったため現行犯逮捕された。組関係者と運搬を指示した組員の2人は既に同法違反罪で有罪が確定している。

posted by justice_justice at 17:36| ◇「弁護人」として | 更新情報をチェックする
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