2009年04月04日

エジプト記(終わり)−『命の鍵』再論  by Gishu


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旅行記はいつまでも続けていたいものだが、ほどよく閉じるのが賢明でもある。撮影してきた写真をあれこれ見返し、見学したそこここを思いだしたとき、もっとも忘れがたいものはなんであったかと思うと、ふたつある。ともに常識的だが、
 まず、『命の鍵』。
 次に、スフィンクス。

 神と王が、いつも手にもつもの、それが「アンクーサイン」とも呼ばれる、このシンボルである。神殿、王家の墓などそこかしこの壁画に描かれている共通のマーク。
 ヒエログリフの解説書にもこれを用いた文例が載っている。
 此岸と彼岸を結ぶ鍵、命の連鎖、生命の誕生と消滅、男女の調和、、、いろいろな意味が込められているように思う。
 エジプトでは、『命の鍵』は、遺跡に残る観光スポットであり、「見るだけ、ただよ」と呼びかけて売りつけるお土産ものとして残されているだけなのであろうか。その思想は現代エジプトには引き継がれていないのであろうか。
 騒々しく厚かましくしかし人の良いエジプトの人々。『命の鍵』が生んだ文明の子孫達。
 今では鼻のかけてしまったスフィンクス。ピラミッドの守護神として、たたずむ姿。ユーモラスでもあるが、雄大でもある。
 巨大な思想が、エジプトの風土の中に溶け込んでいるのかも知れない。また、行ってみよう。

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posted by justice_justice at 10:09| ▼世界旅行ーカイロ、ルクソール | 更新情報をチェックする
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