2009年03月29日

■エジプト記(5)ーコプトの世界 by Gishu


egypt_008.jpg カイロに「オールドカイロ」と呼ばれる地区があるのをガイドブックで知った。ADになってまもなく原始キリスト教がエジプトにも伝わる。当時はまだイスラムが栄えるはるか前であり、古代神、アムン・ラーの信仰が残っている時代ではないか。ガイドブックによると、2世紀にかけてキリスト教はエジプト全土に広がったという。7世紀には、エジプトはイスラムが支配する。民衆もイスラムの教えに従い、その後今日のイスラム文化の中心地へと発展してくる。但し、その中核であるカイロに、コプトの教会も残っている。エジプト各地にも修道院が残るとガイドブックに載っている。
 イスラム世界の中のキリスト教、しかも中世ヨーロッパのキリスト教文化と切り離されて続く伝統、、、はなはだ興味をもってカイロに向かった。そして、一日をここですごすこととした。
 ムアラッカ教会、コプト博物館、聖ジョージ修道院と巡って、シナゴーグの中にあるおみやげ屋さんを一巡りすることとした。
 ムアラッカ教会。ロンドン、パリなどのキリスト教寺院とはどこか異なる情緒を醸し出している。マリア像、キリスト、殉教の図などにも違いがあるのであろうか。しろうとの一瞥で区別がつくはずもないが、どことなくエジプト風を感じながら見学した。編者にもそれとわかるエジプト風キリスト教の跡は、コプト博物館でみつけた。十字架が古代神アムンラーのシンボルである『命の鍵』と合体しているデザインのものがあった。十字架と命の鍵は、形からもこれを重ねることは容易だ。マリアの生んだキリストが神になる思想と、男女の仲、夫婦愛を大切にする古代神の信仰にはどことなくつながりやすいものがあったのだろうか、など勝手な想像を抱きながら、教会で礼拝をした。
*写真は、ムアラッカ教会入口の壁画。
posted by justice_justice at 07:48| ▼世界旅行ーカイロ、ルクソール | 更新情報をチェックする
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