2008年09月14日

■福岡アジア美術館ー博多でみるアジア by GISHU

■所用で博多に出た。よりたい場所はいくつかあるが、夜の時間帯でくつろげるところと言えば、福岡アジア美術館を選ぶことにしている。

 地下鉄で中洲川端へ。川端方面の出口をでると、美術館にあがるビルにそのままつながる。7階へ。

 そのフロアーだけ「日本」から急に拡大して「アジア」になる。ネットの地図で、縮小・拡大のできる機能をそのまま体で体感するようなものだ。
 常設展。

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 そのことば通りに、なじみの絵がなんまいかあり、そしてあらたな企画展もある。この日、はじめてみる台湾、タイ、インド、インドネシア等などの絵画といくつかの彫刻を興味深く見た。

 定番のモンゴルの神を描く雄大な滝の絵の前にはいつものようにしばらくたたずんでいた。

 文革当時の中国の情宣用のポスターが展示されているのをみて、「なるほど!」と頷いてしまった。

 タイの作家の手になる彫刻、音楽のリズムをみていると、体のラインの描き方に、例えば、ロダンなどとは異なる柔らかさがにじみ出ている。東洋的という括り方ができるものか、どうか。


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 インドネシア。
 まだ足を運んだことのない国だ。いずれ行きたい。『マハーバーラタ』が描く最後の闘いを描写した絵。『バーラタユダの戦い』。
 インド哲学の一大叙事詩であることは知っているが、実際のところ、物語の内容も、その意味も知りはしない。
 バーラユダの戦いの意味もネットで調べてみてわかるだけのことだが、我が国で、源氏物語が文化に浸透しているのと同じく、インドネシアでは、この叙事詩の物語がひとつの文化価値を作っているのかも知れない。


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 人と魔物と敵味方に分かれて戦う図。
その独特のエキゾティックな絵模様にはいつも心を引かれてしまう。

 バリ島では、豚が想像上の動物になっていて、自然と一体となった奇妙な彫刻ができあがる。解説には「バロン神」の化身ともいう。これも、心引かれる一品である。


 そして、最後に。
 7階のフロアーには、喫茶店がある。福岡の街を長めながら、チャイを楽しめる場所。
 そして、あまり混まない。何度か足を運んでいるが、人がたくさんいて落ち着かなかったという経験はない。


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 経営サイドには気の毒だが、ゆっくりとアジアを楽しめるから、何度も来たくなる。
 



posted by justice_justice at 11:00| ●教養ー美術・音楽・博物 | 更新情報をチェックする
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