2008年02月27日

■「宗教」と「科学」−ダン・ブラウンの小説


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■電車の帰り道、JR摂津本山から明石駅まで、疲れを感じるときに、おりおりDAN BROWNのAANGELS & DEMON”を読み読み、途中で寝入ったりしながら、すごすうちに、先日、読み終えた。ポケットブック700頁を超えるいわば大作なのだが、今時の小説は、「劇場型」というよりも「アクション映画型に構成されているから、場面展開も人の動きもストリーの流れも、いえば「読む映画」になっている。
 ブラウンのベストセラー”DA VINCI CODE”と同じく、世界史の謎ーカソリックと科学の対立という思いもつかぬ物事のみかたを軸にして、バチカン市を舞台に話は展開する。
 宗教の衰えを感じるバチカンの若き司教が、"ILLUMINATI"と呼ばれる科学者の秘密組織による破壊工作を装い、スイス、ベルンにある"CERN"の科学者であり司祭であるLeonard Vetraが発見した「無」から「有」の誕生する秘密ー「神が無から宇宙を作ったことを科学的に証明する発見」を知り、それ自体を背信的と受けとめ、謀略を巡らせる。「反物質」の爆破作

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用を利用して、バチカン市にこれを時限爆弾として仕掛ける。ローマ法王を毒殺し、新法王選挙手続を開かせ集まった司教のうち有力な4名を誘拐して雇い入れた暗殺者に委ねる、、それも"Illuminati"の隠された秘法に従い、秘密の場所で殺害し、これをマスコミにリーク、バチカンを大混乱に陥れる、、そんなストーリーだ。これを暴くのが主人公であるハーバード大学美術史、シンボル学専攻のロバート・ラングドン。そして、反物質を共同開発した殺された科学者の娘。
 バチカン市とローマ市を縦横に走り回って、若き司祭の野望を砕く活躍と活劇、、、
■ 「宗教」。科学が人を救えない時代、むしろ、人を孤立化させ、分断し、不安と恐怖、破壊と死をもたらすテクニックである時代。人々は、宗教に癒しを求める傾向が強い。
 大学のキャンパスにも、「宗教」の影響が色濃い。フロントサークルがいろいろあると聞くこともある。
 「不安の時代」のアクション小説かな、、、と思いつつ、無我夢中になってラストパートを一気に読み終えた。

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■例のごとく、日本語訳の有無などもふくめた作品の蘊蓄を語る基本知識はない。
 ただ、電車の帰り30分にちょうどよい小説ではあった。
posted by justice_justice at 15:07 | TrackBack(0) | ●教養ー読書 | 更新情報をチェックする
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