2008年02月12日

■「南大門」炎上ー李氏朝鮮を学ぶ宝


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■「馬鹿な!」と叫んだ日本人は大勢いたのではないか。
 「南大門、炎上」。
 衝撃が走った。ニュースで燃え落ちる門の様子をみて、身が切られる思いが走った。
 韓国、ソウルの大切な記念碑。李氏朝鮮から連綿と続く韓国の歴史を物語り、しかもソウルの中心にあって、現代ともマッチした景観を作っていた南大門。
 2004年、2005年と韓国調査旅行のとき、ジョギングといえば、南大門と東大門、どちらかの周辺を巡ると決めていたものだが、、、、。

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■韓国の刑事手続は、歴史的には我が国が植民地時代に残したものを継受しつつ、当然ながら、独自の発展を遂げて今日に至っている。端草にあるソウル地裁、高裁には滞在中足げく通って、法廷傍聴をした。
 韓国語がわからないまま、独自の職権主義的法廷の模様をじっと観察してみた。
 我が国のビジネスライクな法廷と異なり、ソウル地裁の法廷は、その重厚な作りにおいても、また、国旗をバックに配置した模様においても、法廷らしさを強く感じさせるものであった。

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 教保文庫で読めない韓国語を無理に読んで、少しだけ残る漢字表記を頼りに、韓国刑法、刑訴法、捜査などの文献を買い込んだのも、04年、05年の調査のときであった。
 ソウルに着いてホテルにチェックインして、すぐに散策にでたのはいいが、すぐに道に迷い、夜になって道にさまよってさてどうしようかと思いつつ、とりあえず、お腹が空いたので食べた最初の韓国料理が屋台の「トッポッキ」であった。
 英語も日本語も話さない屋台のおばちゃんに、手ぶりで、「これ1皿もらえる?」「どう、かなり辛いのかな?」「でもまあいいや、一皿ね」と双方困り顔をしながらも、意思疎通をして、食べたものだが、爾来、韓国といえば、トッポッキと決めている。
 次回訪れるときも、真っ先に行くのは、南大門と、その横に広がる市場。そして、韓国海苔巻き、キムチのうまい屋台、そこで食べるトッポッキと、決めていたのだが、その南大門が焼失してしまった。
 新聞記事によると、不動産取引に失敗した者の放火であるとか、、、
■「李氏朝鮮」。儒教が作る文化と歴史。チャングムの連続ドラマをみたことも、韓国への関心を強くした理由。書棚には、専門書から通史まで韓国の歴史と文化に関する書籍がひとわたり揃っている。

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 21世紀の我が国のあり方を考えるとき、韓国の存在は重大な意味を持つ。
 折々我が国の選択をタイムラグを置いて韓国がフォローすることもある。いわばフラッシュバックを観る、と言ってもいい。それは、これからの日本を元押すときに、かえって役立つ。韓国は、どう歩むのかが、同じ制度をもつ我が国のこれからをどう改革すべきか考える材料を提供する。
 「韓日」。
 その発展的で友好的な関係の構築がぜひ必要だと思う。
 そんな思いのがあるだけに、今回の事件は、ことのほか胸に響いた。誠に残念に思う。
 そして、ぜひその再建を望みたい。
 
posted by justice_justice at 23:32 | TrackBack(0) | ●教養ー読書 | 更新情報をチェックする

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