2007年10月09日

■台湾・台北日誌(7)ー国父紀念館と太極拳の朝


taiwan_kokufu03.jpg■07年8月の台湾調査旅行の補足をいくつか。
 そのひとつ、台湾、台北の旅で欠かしてはならないこと。
 「国父紀念館」。孫文をまつる中山公園に足を運ぶことだ。しかも、早朝でなければならない。
 朝。
 夜が白々と明け始める頃、中山公園を目指して、近隣のそこかしこから次々と人々が集まり始める。
 初老の人が多い。思い思いにスポーツウエアを着込んでいる。
 ただし、赤と白の上下やその逆、黄色のTシャツなどなどコスチュームの色を決めた集団がそこかしこにできあがる。
 ラジオを使って集団毎に思い思いのテンポの音楽を流しながら、ゆっくり太極拳をするグループ、軽いロックにのってエアロビをするグループ、、、、

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■「元気」。
 これをそのまま感じさせてくれる朝の光景だ。
 はじめて台湾を訪れて、例のごとく早朝ジョギングに出たところ、偶然にも出くわした光景。
 最初は、呆然と見つめるだけであった。そして、見慣れた。なんだか台湾、台北の元気さの秘密、お年寄り達が元気な理由がわかった気がした。
 そして、数年前にここ国父紀念館正面に向かって左手で、棒術の鍛錬をしていた中年の男性。かれが、この8月の台北訪問のときにも、同じ場所で同じ棒を手にして、棒術の演舞を披露してくれていた。
 申し訳ないが、さほどシャープとも思えない棒術、、、、まねはできないが、この数年で進歩はなかったか、と勝手に苦笑した。
 ただ、同じ場所で同じ人に出会えるのは、旅人にはなんとなくほっとするひとときだ。
 相手は、日本からきた刑訴法学者が、ジョギングの途中で自分に注目してこそっと写真を撮っているとは知らないのだろうが、、、
 でも、また今度台北を訪れるとき、同じようにジョギングコースに中山公園を入れる。そして、同じように、元気な棒術おじさんに出会いたい。

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■ 台北駅南に中正紀念堂とかつて名のついた蒋介石を祭る堂と高大な公園がある。
 不思議なことに、ここには2002年の台北調査旅行のときにも、早朝に集まる人はほとんどいなかった。
 中山紀念堂でさえかなりの人なのだから、ましてや蒋介石を祭る公園には相当の人だかりがあるものと思ってでかけたところ、案に相違して逆であった。
 人は、いなかった。
 「中正」。
 蒋介石の名を冠した地名などは次々と姿を消し、中正紀念堂でみられた国軍の警衛もみられなくなった。衛兵交代式は見物であったのだが、、、
 今、名称は、「台湾民主紀念館」と名を改めている。
 そういえば、「中正国際機場」も「桃園国際機場」に名称を変えていた。「中正」=蒋介石を懐かしむ時代を台湾は終えつつあるのだろうか。
■ 当たり前だが、台北も変わる。発展する。
 前には工事中であった『台北101』も完成。大勢の市民を集めるコスモポリタンな名所になりつつあるのだろう。
 台湾の元気。
 それは、早朝の太極拳で始まる。

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posted by justice_justice at 23:13 | TrackBack(0) | ●観光(世界) | 更新情報をチェックする
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