2007年09月07日

■シドニー、ロックとある小説ー"Women on the Rocks"


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■ もう3年も前になる。"Dymocks"でオーストラリア特有の小説を店員に紹介してもらって買い込んだのは。
 その1冊が、"Women on the Rocks"。
 イギリスの田舎町でジェントリーの家に使われていたメイドが、えん罪で有罪判決を受けるー"Old Baily"−現在の刑事中央裁判所で、コロニー追放を宣告される。江戸時代でいう、島流しだ。
 そして、シドニーに来る。そこから、小説がさらに展開していく。町の有力者であるパン工場主との婚姻、自らの子を持つことを嫌うため妊娠とともにまた刑務所に送り返される主人公ーMary Jones。
 裁縫業での独り立ち、娘のやくざな貴族との結婚、その意外な結末、ニュジーランドに移住した英国以来の友人との文通とシドニー、ロックでの再開、、、
 えん罪で島流しになった一女性の一生をロックを背景に描く小説。

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 この小説が日本で有名なのかどうか、作家ーKristin Williamsonが著名なのかどうか、、、例のごとく、趣味にうんちくを傾けることのない筆者にはわからない。
 ただ、この小説はおもしろい。19世紀中頃、ロマン主義華やかりし時代が植民地シドニーにどう反映していくのか、そんな時代を背景に、未知の大陸でたくましく活きる一女性の姿、、、。
 実は、2004年11月のオーストラリア調査の際に買い求め、帰りの飛行機で繙いたはずなのに、今日、読み上げることとなった。
 三年越しの読書。シドニーもぜひ再訪したい街だ。

posted by justice_justice at 23:35 | TrackBack(0) | ●教養ー読書 | 更新情報をチェックする
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