2007年08月10日

■シンガポールの3日(3)ーMRTと"Singlish"

■シンガポールでは、地下鉄とバスを使う。地下鉄=MRTは東西線、南北線、北西線など数ラインがあって、主要な官庁、ビジネススポット、観光スポットを結ぶ上、EZ-LinkCardが発行されているから、乗り降りが非常に楽である(日本のイコカカードと同じ)。そのMRTに乗るとき、駅名の看板やあちこちにある警告版に注意をはらうと結構おもしろい。
■まず、基本的な警告版として車内にある看板。「電車と駅のプラットホームの間が空いておりますので、お降りの際には十分にご注意ください」という大変親切なJRの車掌のアナウンスを耳にすることはないだろうか。
 英語で表現するとシンプルになる。
 ”Mind the gap.”
 ロンドンの地下鉄ーTubeはこの一行で済む。しかし、ここシンガポールの公用語は4つある。英語、中国語、タミール語、マレー語である。だから、地下鉄の看板も2枚*2言語が必要になる、、、、
singa_mrt00.jpg

■シンガポールの地下鉄はきれいだ。理由のひとつ。車内での飲食は犯罪とされるー罰金が科される。実際のところ、日本と異なり、車内でペットボトルを開けて飲んでいる姿はない。そして、駅には、禁止事項を示す看板がある。
 実は、この看板をみて、しばらく前に立って考え込んでしまった。
 "no durians"
と右下に表示がある。これだけは罰金の記載がない。まずこの"durians"の意味がすぐに飲み込めない。どう発音するのか、意味は何か、なぜMRTでは禁止されるのか、なぜ罰金は科されないのか、、、
 これが文字と絵の通り、「ドリアン禁止」と理解するのに、しばらくかかった、、、それほどシンガポールの人は、ドリアンが好きなのだろうか、、、
singa_mrt01.jpg
■さて。
 "Singlish"という言葉がある。その定義を次のWEBサイトから引用しておこう。
**************
Put succinctly, Singlish is a Singapore brand of spoken English. It is basically English with Chinese grammar and spoken with a distinctive Singaporean and/or Malaysian accent. Sometimes words from Hokkien, a Chinese dialect, creep into the sentence structure and strong overtones of the Malay language often accompany Singlish.
**************
cited from http://math.nie.edu.sg/kcang/personal/singlish.htm
 「ことば」。コミュニケーションの基本。言葉は文化を伝える。文化を伝えるのには、言葉が要る。
 繰り返すが、我が国のコミュニケーションに関する文化度は、世界全体の発展を念頭にいれれば、いまだ江戸時代並みだ。"Singlish"は、世界に認知された英語であるが、"Jananish"なる独自の英語はまったく影も形も、ない。
 大阪環状線、東京丸ノ内線の延長線に、シンガポールMRTがあって、日本語からすかさず英語に切り替えて会話がスムーズにできる文化力、、、これを公教育の基本にするほどの覚悟がなければ、日本の国力は衰微するしかないと思っている。
 と言って、悲観論を言いたいのではない。
特に若い世代はもっともっと世界にふれるべきだし、そうすることで、英語=コミュニケーション力の必要性を体感するべきで、そこから学習と交流の道を見いだしてほしいと思う。
 実のところ、その意味で結構外にでていくわかもの達が大勢いることも知っている。それを国はもっと支援すべきだと思う。

singa_mrt02.jpg 
posted by justice_justice at 07:55 | TrackBack(0) | ●観光(世界) | 更新情報をチェックする
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