2007年04月21日

■控訴審の無罪判決ー「アリバイ」成立

■日経の4月21日付け朝刊に、次の記事が掲載されている(日経テレコンによる)。

 「拳銃譲渡で逆転無罪、
  大阪高裁判決、
  被告のアリバイ成立」

■記事の内容を引用すると、次のようなものである。

「大阪府豊中市で二〇〇三年、焼き肉店経営の男性(当時28)が射殺された事件で、実行犯に拳銃を譲渡したとして銃刀法違反罪などに問われた中古車販売業、酒井強被告(39)に大阪高裁は二十日、『受け渡し日のアリバイがほぼ成立する』として懲役四年六月の一審判決を破棄、同罪について無罪を言い渡した。
 陶山博生裁判長は、拳銃譲渡の仲介役二人の供述が、酒井被告に依頼したとする際の状況や受け渡し場所などで食い違っており『記憶違いの範囲を超えている』と指摘。検察側の照会で、同被告が受け渡し当日、神戸市内にいたことが明らかで、『譲渡の事実と両立せず犯罪の証明がない』と述べた。
 一審大阪地裁判決は、酒井被告が〇三年十一月、射殺の実行犯とされた浅田和弘被告(31)=強盗殺人罪などで一審無期懲役、控訴=に依頼された仲介役二人を介し、浅田被告に現金百万円で拳銃を譲り渡したと認定。酒井被告は一貫して無罪を主張していた。
 高裁は、〇四年に兵庫県川西市の交差点で起こした衝突事故についての業務上過失傷害罪は一審に続き有罪とした。」

■控訴審は事後審である。一審の有罪判決を破棄して、自判・無罪とする例はままみられるものの、被告側の防御活動には一審とは異なる独特の困難さがある。控訴審で「アリバイ」立証が認められるのは、その意味では珍しい。参考のため、ここに記録しておく。
posted by justice_justice at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇「弁護人」として | 更新情報をチェックする
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