2013年01月01日

2013年元旦ー「消滅」の危機に直面する国家日本

2013_population.jpg
2013年、元旦。
 今年最初にネットの配信記事で気になったのは人口減だ。昨年に比べて、死亡と出生の差が21万人という。一昨年が26万人。
 この分、人口が減る。1億2千8百万人の人口と比較すると、0.16%程度の微々たる数字である。また、全国で薄く万遍なく人口が減少するから地域・業種・階層に直ちに歪みがでるものでもない。だから、目立った社会的な影響もないのかもしれない。
 しかし、見方を変えよう。
 地方自治法で特例市とされる条件が人口20万人以上である。とすると、「毎年、特例市がひとつ消滅する」のと同じこととなる。さらに、「○○県の■■市が消滅する」、こんなニュースであればどう受けとめるか。さらに、政府の統計では、平成60年、つまり概ね半世紀後には、人口は今の概ね2/3になるという。しかも、「高齢化社会」という社会構造を変えられないであろう。だから、2/3に減少した社会はそのまま「消滅のメカニズム」を孕んだままで、22世紀に向かう。人口減に歯止めをかけられない。
 その段階では、「技術」の伝承は途絶えている可能性も高い。日本の経済を支える鉱工業の基本技術が次世代に継受され、そして発展する、という成長のスパイラルは失われる。
 「世界史」の観点からは、22世紀を迎える頃、「日本語は消滅危機言語である」、「大和民族は絶滅危機民族である」と扱われているかもしれない。そこまででなくても、あたかもヴェネツィアがそうであったように、20世紀から21世紀にかけて「海洋国家日本」として栄えたアジアの少数民族国家が、22世紀には弱体化した、、、、こんな歴史認識になることは避けられないかも知れない。願わくば、「最後の日本人が死亡した」、そんな記事が300年後の世界ニュースを駆け巡ることは避けたい。

「出産ー育児ー教育ー労働ー介護ー終末」

 だれもが避けられない「人生の6サイクル」を「安全、安心、希望」の元に国家が抜本的にバックアップすることを考えなければ、「衰退」そして「消滅」の歴史的危機を克服することは困難ではないか。
posted by justice_justice at 13:10 | TrackBack(0) | ●教養ー一般 | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。